2019年3月24日日曜日

【木津かおり】さんのシークレットライブ


3月22日渋谷の公園通り「クラシックス」で開催された『木津かおりとTHE民謡』に行って参りました。久々に渋谷スクランブル交差点を通った私め「ジイサン」はその熱気と雑踏に押し殺されそうに感じました。
木津かおりさんのライブは東京山手教会の地下「クラシックス」で行われましたが、かおりさんのベレー帽はとっても似合っていて可愛かったです。パーカッションの岡部洋一さんとバイオリンの大田恵資さんとのコラボは、それぞれ音のプロ3人なので「THE民謡」はいつもいつも”音色の最高作品”として聞き惚れてしまうのです。お母様の四十九日という日に、かおりさん本当にご苦労さま、そしてありがとう!

2019年3月20日水曜日

【江戸六地蔵めぐり】サイクリング


<荒川区役所前の広場でのどかな昼休みの風景>
<品川寺>

この所毎日最高の天気が続きます。そこで今日(3/19)は、じっとしておられず愛車(我が自転車ロールスロイス)を倉庫から引っ張り出して外に飛び出し【江戸六地蔵】を巡って参りました。この六地蔵は宝永5年(1708)江戸深川の地蔵坊「正元」が江戸庶民から寄進を募り10年掛けて造立した地蔵菩薩で江戸の六街道の出入り口に安置されています。
自宅出発が朝6時、まずは国道1号線~15号線で南下して品川に向かいます。7:15に旧東海道沿にある「品川寺(ほんせんじ)」に到着。(京浜急行「青物横丁駅」の裏)
<太宗寺>
次は戻るように北上して高輪2丁目を左に折れて八芳園の角に出て左に折れ、外苑西通りを右折してひたすら北上し、青山斎場の左側を抜け、2020東京オリンピックの建設中建物の脇を通り新宿御苑を目指します。2番目の甲州街道沿の「太宗寺」に10:10到着。(地下鉄「新宿御苑前」駅から近い)
三番目は「おばあちゃんの原宿」と言われる巣鴨お地蔵さんの側にある「眞性寺」で中山道の出入り口に当たります。太宗寺からは、明治通りに出て北進し目白通りを右折し、不忍通りを左折して護国寺を通過して白山通り(国道17号線)に出て巣鴨へ。眞性寺へは11:30着。
<眞性寺>
四番目は浅草・吉原の側にある「東禅寺」。旧奥州街道はここを通っていたらしい。巣鴨から17号線を北に向かい西巣鴨で交差する明治通りを右折して飛鳥山から王子駅前を通過、その先の溝田橋交差点を右折、明治通りを南下して吉原大門の信号を左折、その先に東禅寺はあり13:05に到着。お彼岸のせいで沢山の献花がされておりました。
<東禅寺>
五番目は、江東区・深川の清澄公園の側の「霊厳寺」で水戸街道沿いに鎮座しています。東禅寺から千束通りを下り浅草に出たら国際通りから浅草通りを左折して「駒形橋」を渡ります。渡ってすぐの清澄通りを南下、清洲橋通りを突っ切ったらすぐの「深川江戸資料館」に向かって左折するとすぐ左側に霊厳寺が現れます。(地下鉄「清川白河」駅から近い)
最後六番目は「永代寺」が千葉街道沿いに有ったのですが、明治維新の廃仏毀釈で廃寺となり、地蔵尊も川口の鋳物工場に払い下げされたそうです。
<霊厳寺>
地名の門前仲町は永代寺の門前だった事に由来するそうです。その跡地の側の「深川不動尊」に寄り、本日の【江戸六地蔵尊のサイクリング】を無事に完走出来たことを不動明王に手を合わせ感謝を込めて報告致しました。14:45全て終了、後は無事に我が家に戻るだけでしたが、途中「小名木川」に架かる「たかはし」のところで休憩を取った後、今度は隅田川を「清洲橋」で渡りながら、そびえ立つ「スカイツリー」を仰ぎ見て、そしてすぐそこの小名木川の河口にある芭蕉像がクッキリと見えました。自宅着は 15:45でした。
<深川不動尊>

2019年3月11日月曜日

今日の午後2時46分あなたは何をしていましたか?

<2011・5・16 早稲田大学・異業種研究会での発表>
そう、今日(3月11日)の午後2時46分、あなたは何をされておりましたか? 私の場合は、今日偶然にも8年前(2011年)の今日と全く同じ行動を取っていたのです。3・11の出来事に関してその年の5月に早稲田大学・異業種研究会での講演で「21世紀はこころの時代到来」をテーマに講演しましたが、その時の話のほんの一部分ですが;

<8年前の私>
『もうあの瞬間から2ヶ月以上も経った現在、私たち一人ひとりの“こころ”も実は少しづつ変って来ています。あの時は皆が「大変なことが起きた。どうしよう! どうしてあげよう!とにかく“がんばろう 日本!”」と“こころ”で叫ぶしか無かったのです。そして世界各国から「ガンバレ ニッポン!」のメッセージが届いたのです。このとき私は、世界中の人々と“こころ”が一つになった一瞬だと感じました。』
そしてその年の12月にエッセイ「日本復活私論」を書いておりました。このエッセイの中であの瞬間の私の行動を書きましたが、期せずして今日の私の行動は全くその日とほぼ同じ時間に同じジムで同じ内容のエクササイズを行っていたのです。巨大地震の瞬間の部分だけを書き出してみます。
『実はあの瞬間、私は週に1回ほど通っている東十条にある「スポーツジム」に居た。いつもお決まりの1時間半ほどの一連のエクササイズを終えて、最後にもう一汗とサウナに入って座り掛けた瞬間に、あの「グラ、グラ!」が来た。その時サウナの中には数人の人が居たが、皆さん【石原都知事の再出馬宣言】のニュースに見入っていた。
私は瞬間、「これがあの来るべきものの到来だ」と判断、汗が出る前に着替えした方がいいと思い慌ててサウナを出た。その時、サウナ内の人が、「何で入ってきてすぐに慌てて出るのか?」と言った不思議な顔で私を注視している姿が記憶に残っている。
サウナを出て風呂の脇を通る時、風呂の水がチャポン、チャポンと波打っているのが見えた。私は一目散にロッカールームに向かう。その時巨大な揺れが襲ってきた。沢山あるロッカーのそれぞれの中にある衣文掛けがロッカー扉をガチャン、ガチャンと叩きものすごい音を発している。サウナの中で汗を流してしまっていた人たち、そして石鹸を使って体を洗っていた人たちは、それを洗い落す行動が必要で、即座に外にでる訳には行かない。その点私はタイミング的にもラッキーであった。あまりの揺れとロッカーからの騒音で下着がスムースに着られない。
その時スピーカーから場内放送が流れる。「ただ今、大きな地震によりエレベーターが止まっています。皆さん慌てず非常階段を使って1階に非難してください。慌てないで行動してください」と叫んでいる。私が衣服を着てロッカールームを出ようとする頃、風呂内にいた人たちが慌てて飛び出してきてロッカールーム内が騒然となった。
この頃には揺れは治まっていた。1階に下りるとプールで泳いでいた連中が体にバスタオルを巻いて裸足で路上に飛び出してきていた。女性もバスタオルを体に巻いてその恐ろしさに路上でブルブルと震えている。何人かが携帯電話を繋ごうとしているようだが、「ダメだ、繋がらない」といって心配そうな顔をしている。
そこでピンと来た。「そうだ!自動車だ。カーラジオがある!」と急いで2階の駐車場に行って車のラジオを入れた瞬間にまた大きな揺れが来て、路上に居る皆が「キャーーー!」と悲鳴を上げている。そして電信柱の電線が大きく波打っていた。ラジオでの臨時ニュースでは「地震の震源地は宮城県・仙台の海上沖合いと推測されます。まだ大きな揺れが有るかも知れないので安全な場所に退避してください」と言った内容を繰り返していた。そこで周りにいる人々に「震源地は仙台の沖合いのようです」と伝えると、不思議なもので、皆さんも震源地を知り、そしてそれが離れた地である事を確認できた為か、チョットばかり安心した様子をしていた。
少し気持ちに余裕が生まれると、「我家は大丈夫か? 妻はどうしている?」と気になり始めた。すると直感的に「早くこの駐車場を出て家に向かった方がいい。暫くすると主要道路が緊急避難路として交通止めになるかも知れない」という考えが頭をよぎり、直ちに車のエンジンを掛けた。』

今日(2019年3月11日)、私は上述と全く同じ行動を取っていたのですが、ジムからの帰りの車の中で観るTVでは、どのチャンネルもあの日の追悼番組を報道しておりました。

2019年2月25日月曜日

右京山を歩いて「うなぎ」を食った

<緩い上り坂、頑張れ!>

2月23日(土)、我が町会の高齢者クラブ【みのり会】が「歩いてから鰻を食べる」イベントを開催したが、「うなぎ企画」を組むと常に参加者が多く今回も26名の参加であった。コースとなる「右京山」とは江戸時代・上州高崎藩主(7万2千石)松平右京亮の中屋敷だった所だが、今は「清和公園」として桜木が植えられ、この3月31日(日)には我が町会の「お花見」が企画されているが、この清和公園をぐるりと回るおよそ500mを1~3周して側の集会場で「鰻」を頂くのである。今回は【銀座・鳴門】から取り寄せた「蒲焼」である。食事が終わった後、女性群のお話は3時ころまで続くのだ。「歩いて」、「食って」そして「喋って」だから、皆さん「健康」には保証付きなのである。よし、また鰻で釣って皆を歩かせよう!
<皆さん、本当に元気! 後ろには河津桜が八分咲>


2019年2月15日金曜日

「お金」より「信用」か?


先日のNHK番組「クローズアップ現代+」で巨大企業がビッグデータをベースに人を格付けする社会が到来しつつある、という恐ろしき現象を特集していた。特にこの特集の中で驚かされたのは、中国で流行っている「ゴマ信用」という格付けシステムである。これは中国のEコマース企業でAmazonに並ぶ大企業「アリババ」がネット上で提供している「信用度」の格付けサービスである。
<2004年講演時のパワーポイント>
実は私は2004年頃から講演を受けるたびに【21世紀は”こころ”の時代】をテーマに話をし、その中で「これからは中央集権型社会から権限分散型社会に変わって行くので、”人・もの・金”重視の時代から”信用・信頼”重視の社会が到来すると主張して来た。2010年頃には文科省からの「緊急人材育成支援事業」としてハローワークでも無料の「人材育成プログラム」が施行され、そのプロジェクトの中での講演の際にも、「まずは自分の得意なもの探し出し、それを仕事に結びつけ、その上で人との信用度UPに努力せよ」と話をしていた事が思い出される。
<2010年ハローワーク・パソコン講座にて>
「信用の格付け」に就いては、すでに日本でも、例えば、みずほ/ソフトバンクが50/50で出資している(株)J.Scoreなどの格付けサービスが有るが、このサービスが中国で流行し始めた事が恐ろしい。中国は一党独裁の国だけに、一般市民が「金持ち」になる道は是迄はほとんど閉ざされているのだが、この「芝麻(ゴマ)信用」サービスを一般市民が利用して、信用度を上げる事によってお金持ちになれるし、愛も手に入れる道が開けることになれば、一体これから中国はどんな国になってしまうのだろうか。中国政府の舵取りが注目だ。

2019年2月2日土曜日

イギリス人女性の日本僻地一人旅


2月にある集まりで小生が「一人旅の魅力」をテーマに講演する機会を頂いた。現在その準備でパワーポイント制作に取り組んでいるが、「一人旅」ですごい人を見つけた。それも時代は明治時代初期(明治11年)、それも女性で、日本の奥地を一人旅したのだ。横浜を5月20日にスタートして、春日部~日光~新潟~楯岡(山形県)~新庄~秋田~大館~青森、そこから船で北海道に渡って、函館~森から船で室蘭へ、そこから海岸沿いに白老~苫小牧~平取まで行って”アイヌ人の生活”を観察し、復路は室蘭まで戻り今度は陸地に沿って、伊達~長万部~森〜函館まで戻って、そこから船で一挙に横浜まで戻って来るのだが、横浜到着が9月17日と言うからおよそ4ヶ月で僻地行脚を成し遂げた強靭な女性で、その名を「イザベラ・ルーシー・バード(47歳)」という。この旅に一人だけ通訳・案内人としてずば抜けた英語力のある「イトウ」が同行している。彼女は旅の道中、妹に手紙を44信送っているが、この内容を纏めて2年後に『日本奥地紀行』としてイギリスで発刊している。
彼女は体が弱かったので「転地療養」が一番と海外旅行を始めるが「種の起源」のダーウィンに「日本行き」を進められ、彼女は”最も安全で美しい国”が「日本」と信じて旅立ったという。しかし6月からの日本は梅雨の時期で、それはそれは田舎道で泥と塗れ、滑っては転び、そして蚤としらみとの悪戦苦闘の旅であったが、彼女の文化比較の目は鋭くノンフィクション作家として抜群でビックリ仰天である。民族学者の宮本常一も彼女の本を読んで講義を行っており、それが「イザベラ・バードの旅」として講談社から発刊されているが、これまた彼らしく日本文化との比較で読んで大変に面白い。是非「ひとり旅」にご興味有る方にはお薦め本として次の3冊を紹介します。
①『日本奥地紀行』イザベラ・バード著、高梨健吉訳 平凡社ライブラリー
②『イザベラ・バード「日本奥地紀行」を歩く』金沢正脩著 JTBパブリッシング
③『イザベラ・バードの旅』 宮本常一著 講談社学術文庫

2019年1月26日土曜日

大相撲1月場所 ”座布団を浴びた!”


昨日(1/25)大相撲13日目を両国国技館で観戦する機会を得た。11日、12日目で横綱・白鵬が連敗しただけに、この日の相撲は一段と盛り上がりを高めていた。私が「大相撲」に関してブログに書いたのは2016年1月12日で「日本人力士が何とか優勝して欲しい。それにはまずは横綱・白鵬を倒さねばならない」と指摘したが、何とその1月場所で大関「琴奨菊」が優勝してしまうのだ。”日本人の優勝”は2006年の大関「栃東」以来の10年ぶりだ。
そして2017年1月23日のブログでは「大関・稀勢の里が白鵬を倒して優勝し横綱に」の件を書き、この場所で琴奨菊が大関を陥落してしまう皮肉を書いた。”日本人の横綱”は1998年の「若乃花」以来の18年目の実現だった。しかしその稀勢の里がこの1月場所中に「引退」を宣言して土俵から去ってしまう。そして大関陣がボロボロと負けて不運なスタートとなる一方で好調にスタートした小結・御嶽海も膝を痛めて7日目から休場となってしまう。しかし御嶽海が11日目に再出場して来て白鵬を倒す殊勲勝で今場所を大変に面白い状況にさせた13日目に国技館に行けた事に感謝したい。
この日の「結びの一番」は、昨年九州場所で優勝した貴景勝と白鵬戦で何と貴景勝が勝ってしまう。その時沢山の座布団が私の頭を叩く。
<貴景勝が白鵬を「突き落とし」て勝つ>
今このブログを書いているときにNHKニュースで「白鵬、本日より休場」と伝えていた。「平成としての最後の1月場所」は本当に何が起こってもおかしく無いほど面白い。一度休場した力士「御嶽海」が相撲三賞(殊勲賞、技能賞、敢闘賞)のどれかを取るかも知れないが、取れば相撲歴史上初めただそうだ。そしてもしかすると関脇・貴景勝が連続優勝してしまうのだろうか? 面白い!面白い!
<白鵬敗れる 頭に手を添え座布団を避けている>