2015年7月18日土曜日

カブト虫騒動

現在購読している新聞配達所が企画「カブト虫プレセント」を毎年行っている。孫が喜ぶので毎年頂きに上がっている。今年は孫が二人に増えたので図々しく2ペア頂いた。息子一家がこれを取りに来る前にワイフが菓子の空き箱を工夫して虫かごを作った。そのことを息子に電話で伝えると、息子が「小さな虫かごにオス/メス2組を入れると喧嘩し合うので分けた方がいい」と言い出し、早速ワイフは丸型タッパウエアを使ってもう一つの即席虫かごを作って1ペアをそこに入れた。
2つの虫かごには、空気が通るように窓を作ってやり、そこに台所の流し台で使う「排水口用水きりネット」を貼り付けている。
<ワイフの作った手製虫かご>
事件は夜10時ころ起きた。居間でTVを見ていたワイフが突然「キャ〜〜ァ!」と叫ぶではないか。自分の部屋にいた私が慌ててそばに行くと「こんなに大きなものが私の顔をかすめてそっちの方へ飛んで行ったわ。あれはゴキブリよりズ〜〜ット大きかった」と真っ青になって首を傾げている。私は直感的に「それはカブト虫だ」と思い手製の虫かごの中を調べてみた。確かに丸型タッパウエア製虫かごの「水きりネット」が食いちぎられ1cmほどの穴が開いていて、メスの姿がない。サァ、困った。次の問題は、この家中からこの一匹を探し出さねばならない。ワイフと二人で、「確かこの辺に落下して行ったように思う」という感を頼りに台所中を這いずり回ってくまなく探した。「いました!いました!」流し台の脇の醤油などの調味料が置いてあるビン類の間でゴソゴソしているではありませんか。翌朝、ワイフが大声で「菓子箱製虫かごのネットの部分に大きな穴が開いてますよ」と私を脅す。虫かごの中を探すとやはりメスがいない。其の後私は出勤してしまうが、昼前にワイフから電話が入り「居間のゴムの木の脇で発見しましたよ」との事。以外にも早い発見に一安心。しかし私は考えさせられた。「何故メスのみが館(虫かご)から脱失をするのか?」じ〜〜っとカブト虫の行動を見ていると、やはりオスがメスに対してしつこ過ぎるのでは、という結論に達した。事件はまだ続く。虫かごにセロテープで止めたり、輪ゴムでしっかり抑えるなど対策するも、カブト虫のメスはシラットして脱出してしまうのだ。ワイフはゴキブリホイホイの館に入り込んでいるカブト虫を発見、それを取ってやる努力は並大抵のものではなかろう。
<きれいな入れ物に入ったカブト虫>
エイ!と取ってしまえば、ノリで簡単に手足はもぎ取れてしまう。ワイフは焼き鳥に使う串を使って少しずずはがしてやったそうだ。虫が大嫌いなワイフがよくもまあカブト虫をいじれたものと感心させられた。女性はいざとなった時には予想を絶する力を発揮するのだろう。もう一つ、ワイフのすごい知恵が発揮された。
<ワイフの作った作品の残骸>
こんなに頻繁に脱出され、その捜索をさせられるのはたまらないと思ったワイフは「洗濯ネット」でそれぞれの虫かごを包んでしまったのだ。3日目の朝、2つの選択ネットの中でメスがごそごそと動いていた。もう、これはアカンと、早速近所のオリンピックに行ってカブト虫用のカゴを買ってきて只今そこに2ペアを入れた。これで今夜から安心して眠れそう。明後日の月曜(海の日)に息子家族がカブト虫を引き取りに来ることになっている。早くその日が来て欲しい。


0 件のコメント:

コメントを投稿