2011年7月6日水曜日

池之端、梅雨明け宣言

7月6日の爽やかな朝を迎えた。昨日の朝も青空だったので、不忍池を目指して朝の散歩に出たのだが、その時一つだけ咲いた大きな蓮の花が私を出迎えてくれたが、カメラを持ってくればよかった、と反省したので今朝はカメラを持って不忍池に向ったのである。

我が家の前の言問通りを東に歩き唐橋を抜けて東大と農大の間を通過し、「暗闇坂」を下ると、もうそこが池之端である。それから不忍池を一周するのだが、池越しに見る上野・御徒町方面の背丈の定まらぬビル群の姿は、何ともゴチャゴチャした上野界隈を象徴しているようだ。 早朝の池に太陽光線が反射してまぶしい。空にはカモメが群れ成して乱舞しながらギャアギャアと囀っていて煩い。あまりの天気の良さに鳥たちも興奮しているみたい。ちょっと木陰に入ると涼しい。木陰で咲いているアジサイの青色がまだ鮮やかさを残している。昨日朝見た蓮の花の所に辿りついたが、その花が見当たらない。よくよく見れば花は完全に散り落ちていた。ひょっとすれば昨日の朝が絶頂の最後だったのかもしれない。余りにも美しかった姿が今でも目に焼きついている。 しばらく歩くとポツンと咲いた蓮の花が現れる。昨日の花より一回り小さいが、これまた廻りの緑の葉をバックに映えている。もう暫くするとこの池一面に蓮の花が咲き誇り大勢の人が集まってくるのだろう。日当たりに出ると強烈な太陽光線が肌を刺し、丁度その時に池の脇の木々からニイニイぜみの鳴き声がした。今年初めて蝉を聞いたことになる。もうこの池之端界隈は梅雨が明けて夏の到来を告げているようだった。

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