師匠の<切り>の型 |
(1番)雪の戸隠や寒むかろが / いろりのばあやは蕎麦をひく / コトコト コトコト蕎麦を切る / 娘十八戸隠育ち / そば粉かかえて嫁に行く (2番)ばあやの口にゃ歌がでりゃ / そば粉のこなも舞い上がる / 信州信濃のそばよりも / わたしゃあんたのそばがいい / コトコト コトコト蕎麦を切る~~。懐かしく歌詞を詠むとギターを片手に唄いたくなってしまいます。
<蕎麦打ちの研修場【愚直庵】> |
そして66歳になった頃、友人の紹介で【ソバ連】に入会し、自分で蕎麦を造ることに挑戦したのです。修行は「蕎麦打ち&蕎麦談義場」と言われる【愚直庵】で受けています。
我師匠の<切り>です |
師匠のデモの後、奥様の作られた特製蕎麦煎餅、蕎麦がきや蕎麦揚げ物に加え、糠味噌の漬物でお茶をご馳走になった後が恐怖の実習となります。これがおよそ1.5時間。私の大の苦手が「菊練り」、「ヘソだし」と「本延ばし」。それでも「蕎麦」が出来上がると、今度は研修生皆さんで一口食べ比べをします。この時に出して頂くビールが緊張で乾いた喉を潤して最高の味なのです。これで終らないのが「蕎麦談義場」の由縁なのです。この試食の後、皆さんが3階の囲炉裏部屋で焼き物とお酒で蕎麦談義が始まるのです。この長時間に亘るイベントの数々、すべての裏方を奥様が一手にこなしているのです。本当に感謝です。美味しい料理とお酒で気分が最高潮に達する頃にはもう外は薄っすらと暗くなっているのです。
さてさて今回は研修の7回目、やっと蕎麦が長く繋がっています。感激です。早速写真に収めてもらいました。(下の写真)
我師匠曰く、「蕎麦道は奥が深く終りのない道です。偏らず、拘らず、囚われず、一歩一歩あるいて行こうではないか」。 そこで私、「はい!頑張ります!」
ホラ、長いでしょう! 上手に出来たという事です。 |
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