2019年4月25日木曜日

「平成」とは何だった?


後5日で「平成」は終わる。天皇陛下が「平成は戦争がない平和な時代でした」と述べられていたが本当に平和だったか?
明治は日清・日露戦争、大正は第一次世界大戦、そして昭和には太平洋戦争と人間同士が武器を持って殺し合う戦いは確かに「平成」の30年間には無かった。しかし新しい資本力で市場(地面ではなく)を取り合う戦い、所謂「経済戦争」で大敗した。平成に入った頃は企業世界ランキングでトップ20の内14を日本企業で占めていたが、平成が終わる頃にはトップ50に1社(トヨタ)しか無いという哀れさである。また平成に入る前からすでに「気候異常現象」は出ていたが、ボケッとしていて平成10年に遅ればせながら気象庁が「地球の温暖化」を認めた。地震大国「日本」なのに、その地上に原子力発電所を作って野鯖っている電力会社、神様は東日本大震災を起こして日本に気が付かせようとしたが、今も気が付かないふりして(再稼働に躍起となって)「令和」を迎える。天皇は自分から何も言えないので、ただただ各地の被災者にいち早く会いにゆき励ますしか道はない。実は天皇も日本の愚かさを知っているのだろう。「令和」はその我らが続けてきた愚かさから起きる反作用つまり「災い」を一つひとつ乗り切って行く辛いつらい時代であろうか。寺田寅彦よ、「災いは忘れた頃にやって来る」のだよね。(写真はネットから拝借)

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