新青森からは「黒石こけし号」という無料シャトルバスにて「津軽伝承工芸(こけし)館」経由で青荷温泉まで浅瀬石川に沿っての上りで黒石温泉郷(板留、温湯)を通過して約1時間のバスの旅。こけし館を過ぎるともう道の両側は雪の壁である。遂に雪にスッポリ包まれた「青荷温泉宿」に到着、建屋の一番奥の離れ屋「滝見の湯」に通された(上の写真)。1階が風呂場でその2階は10畳が二間でそこに6人が隔離された。本当に夢のような別天地であった。
男6人が集まると早速風呂につかり、そして酒盛りが始まる。午後2時過ぎから夕食までの時間、温泉につかり出てきて酒を飲み、そしてまた風呂へを繰り返した結果、日本酒の消費は720mlX2本、1.8lX1本であった(左上の写真)。この宿には風呂が4箇所にあり、風呂のはしごが出来るので結構飽きずに済んだ。暫くすれば体が冷たくなったように感じて自然と風呂に行きたくなるのだからよくしたもの
夕食時も大広間に集まって宿泊客全員ランプの下で食事を取る。部屋に戻っても薄暗いランプの下では酒を飲みながら喋るしかやるこがない。しかしそんなに喋りも続かず10時頃には眠りに着いた。
翌日、外は薄曇だが、東京では雪がコンコンと降っているとの情報が入った。勿論携帯電話も圏外であるから、これら新情報は帳場で宿の人から得るしかない。早朝に風呂に入り仲間の中には我慢で出来ずに6時になって食堂に行った者がいたが、朝食は7時半からと断られて帰ってきた。帰りは午後1:20発のバスで下山する事になっている。それまでやることと言えば風呂に入るか、あとは寝ることだけ。なんという贅沢であろうか。一体私は今回何回風呂に入ったのだろうか。10回までは数えられたが、いやもっと入っていたのかも知れない。
帰り際にロビーに出てきて女将さんとお話しをしていると、「最近は韓国のお客様が青森直行便で来て日帰りで帰りますよ」と聞かさ