2011年9月30日金曜日

文京区役所にて油絵作品『白馬三山』展示


文京区役所の4階、エレベータを降りた前の廊下を利用して、区内の高齢者の作品が展示されております。今回私は油絵『白馬三山』(サイズ:F4)を出展致しました。これは今年3月に描き上げたのですが、この絵は手前が白馬村で、その先にスキーのゲレンデが拡がり、更にその先には「白馬三山」が屏風のように聳え立っています。左に尖がっているのが「鑓ケ岳」、真ん中の杓子形が「杓子岳」、その右側に「白馬岳」。
私は今から4年前(2007年)の8月、塩の道の最終章(信濃大町から糸魚川市まで)を一人行脚しておりまして、丁度この付近を通過したのですが、夏もそして冬も、どちらもすばらしい眺めです。油絵とほぼ同じ方向からの夏の姿は下の写真です。


この展示会は12月末まで開催されておりますので、 文京区役所の近くをお通りの際には是非4階にお立寄り頂ければ幸甚に存じます。

2011年9月16日金曜日

面白いよ! 新しい教科書

3・11東日本大震災の後、被災地の日本人が冷静沈着な行動を取っていたことが外国人の高い評価を得たと言ったニュースがテレビや新聞で報道され、私を嬉しい気持ちにさせてくれた。そんな矢先にある雑誌の中で「教科書問題研究会」による『自虐、反日度を深める歴史・公民教科書』という記事に出会った。その見出しにはこう書かれていた。
「教育基本法改正も全く無視。歴史教科書では、わが国の歴史を貶める自虐史観がますます深化し、公民教科書には国家解体思想が蔓延した」とビックリした内容である。こんな教育を受けてきた我ら日本人と上述の外国人の日本人への高い評価がどうしても結びつかない。
この記事は、10数年前に創られた「新しい歴史教科書をつくる会」側から、従前どおりの内容で作っている「教科書出版軍団」に対する批判であるが、私は丁度2年前にエッセイ『歴史って真実なの』を書いたが、その中で「新しい歴史教科書をつくる会」の会長であった西尾幹二氏の発刊した『国民の歴史』に対して意見していたので、この教科書論争にはチョットばかり関心があるのだ。この教科書問題に関しては、ブログ上で語れるような単純な問題でも無いので、別途またエッセイにでも纏めてみたいと考えている。
ここで報告したいのは、今年5月に市販された中学生用『新しい歴史教科書』(自由社 1260円)を読んでみたが、実に面白い内容なのだ。(表紙は上写真参照)
とにかく自分が中学生の時に学んだ内容とは違うのだ。とにかく面白い!次から次へと読んでいってしまう。ご興味あれば是非一度書店で買って読んでみて頂ければと思う。