2017年12月31日日曜日

2017年はどんな年だった?

365日のいよいよ最後の日となった。一応数日前から大掃除的な行動を取ってきたが、今日は自分の部屋の掃除をして新年を迎える準備が完了。さてさて今年1年はどんな年だったか、自分の日記帳をペラペラ捲りながら回想してみたい。
今年は3月17日に息子一家が我が家の二階に引っ越して来た。これは今後万が一の時にでも同じ屋根の下に息子一家が居る事は何かと心強い。最初の頃はババは孫相手には疲れるので控えめにしないと、などと言いながら一番に面倒を見ているので、孫からは最も好かれているようだ。
ところでこの一年、株式市場は記録的高値で閉まり、就職状況では人手不足とかで売り手市場だと言われ、好景気の様相というが私には何かピンと来ないのは何故だろうか?
どうやら、好景気とは大企業の一部や金融市場など限られた分野に金が集中しているだけで、所謂人口比率で高い低所得層には寧ろ収入が減っている現実が心を寂しくさせているのだろうか。更にそれに輪を掛けて政治の貧困が我ら国民の気を晴らせない理由だろうか。
近隣の国でごげ臭い匂いを発生させているが、どこそこのトランプさんがプッツンして「戦争」にだけは至らぬように祈るばかりである。

そんな憂鬱な1年を終わろうとする最後の読書で中谷巌著『資本主義以降の世界~日本は文明の転換を主導できるか~』に巡り合った。この本が出版されたのが2012年2月となっている。私は全く同じ時期に『明日の日本を読む【日本復活私論】』を書いていた。中谷氏は近い将来に”文明の転換”により世の中が変わるといい、その主導を取るのが日本だと主張している。という事は私と中谷氏の考えが同じで、あの2011年3月11日の「東日本大震災」の時、被災地の人々の冷静沈着な行動を見て、そのように感じたというところまで私と同じなのだ。私の主張、縄文人の血を持つ日本人が将来この地球を救うのだ、と思うと将来が楽しく見えて来る。こんな事を考えながら「こぞ今年」となってゆくのだ。

2017年12月14日木曜日

「文京を歩くかい」18回開催で参加200人以上

<第5回:両国・国技館前にて>
先日18回開催の過去の記録を調べてみました。スタートしたのが今から12年前の2005年7月でした。当時は仕事仲間で「歩き」が好きな連中4~5人で「文京区は名所旧跡が多いので歩いてみよう」という事から始まったのです。しかし文京区もそんなに広く有りませんので5回目(2009年)には文京区から飛び出して鳥越神社~両国~回向院~芭蕉庵~深川七福神を歩いて新橋で打ち上げ、6回目は2010年7月「東京を違った角度から眺めてみよう」をテーマに飯田橋駅集合で北の丸公園を通過して北桔(きたはね)橋門から皇居内を散策し、その後市ヶ谷に出てグルリと神楽坂まで歩いて打ち上げ。
この頃が一番歩く距離が長かったようで(およそ15~17Km)、またメンバーから年に2回は開催して欲しいとの強い要請を受けてこの年は2ヶ月後の9月に7回目の「旧東海道を歩こう」をテーマに大森海岸から三田まで旧東海道を歩きました。その後は年に2回開催を原則にして高尾山登山(第9回)、文京の坂を歩く(第13回)、桜の石神井川に沿って(第15回)、文京区と熊本の繋がり(第16回)、本郷台の歴史を訪ねて(第17回)、小石川七福神を歩こう(第18回)と回を重ねる事が出来ました。
<第18回:伝通院「於大の方」のお墓の前で>
ここ数年は会員の皆さんもそれなりに歳を取って来ているので、これまでのような”歩き一辺倒”から”歩きながら文化や歴史を楽しもう”という内容に変えまして、午後からの開催とし観光ガイドをお願いしてウォーキングをゆっくりと楽しんでおります。共通の趣味「ウォーキング」で仲間の輪が広がりますと、どうしても昼間のウォークには都合で参加できずとも打ち上げの懇親会には出席する方も何人かおられます。嬉しいことです。
この12年間でご参加頂いたウォーカーの数が200名を超えました。参加者の一番少なかったのが第12回「東松山3デーマーチを歩こう」で3人、そして最多が第10回の26名でした。来年も続けて参りますので よ・ろ・し・く。

2017年12月4日月曜日

初冬の散歩道

12月の最初の週末の朝、例年のように東大・正門から安田講堂に向かう銀杏並木をワイフと歩く。真っ黄色のトンネルの中、真っ黄色になった絨毯の上を歩くのは最高の気分である。きっとこの週末が真っ黄色の銀杏の見どころの最後となるのだろう。

ここの銀杏は春先になると丸坊主のように枝が切り落とされるが、初夏にはもう新しい葉がビッシリと出て夏の光線を避ける日陰を作ってくれて周りより涼しくさせてくれる。そして真夏には耳をかっ割く「蝉時雨」の舞台となる。
10月に入ると独特の匂いを発して銀杏の実が地面を覆う。昔は近所の人たちが早朝にビニール袋と拾い棒を持って銀杏の実を集めていたものだが、最近はその風景はない。この銀杏並木通りは、そんな1年の変化を楽しませてくれる私どもに取ってのお気に入りの散歩道なのである。
ところで右の写真だが、我が家のトイレの中にも真っ黄色の銀杏が飾られている。これは東大から失敬してきたものではなく、ワイフのアートフラワー作品なのである。従って真っ黄色に色付いた実にはあの独特の匂いも無いが、真っ黄色の葉っぱが枯れ落ちることも無い。狭い空間で初冬の姿を楽しむのである。