2017年11月25日土曜日

「いきいきシニアの集い」作品発表


毎年「文京シビックセンター」で行われる高齢者と小学生の作品展(11月25〜26日)に今年も我が高齢者クラブ「田町みのり会」も参加しました。文京区には4地域で合計57の高齢者クラブがありますが、高齢者の健康維持を図るため1年間を掛けて自分たちで作ったものを展示して小学生の作品と一緒に皆さんに見てもらおうという企画なのです。たった二日間の開催なのですが、老人が多いせいか(自分もその一人なのだが)会場は大盛況でした。そして老人たちのおしゃべりが長いので、狭い展示通路はすぐに渋滞状況を生んでしまうのです。我がクラブからの出展は、写真、ちぎり絵、切り絵、そして手作りブラウス、カーデガンでした。
<油絵「安曇野の春」>
私は油絵「安曇野の春」をギャラリー・シビックに出展させて頂きました。やはり人を集めていたのは「実演コーナー」の「折り紙コーナー」でした。指導に従って指先を使って折り紙を折って指定された物を作るのは衰える脳には最高の刺激となるでしょう。

2017年11月4日土曜日

認知症と詰将棋


今年は史上最年少の棋士「藤井聡太」が誕生した。
(新記録:公式戦29連勝)藤井棋士がどうして強くなったと聞かれた時、「詰将棋を沢山やってきたお陰」と言っていたことが私の頭に残った。そういえば私は小学生/中学生のころ父親と将棋をしていた。そして定年退職をしたころ、ひとり「詰将棋」を始めた頃があった。今年藤井棋士(中学2年生)が新星誕生した時、「ボケ老人にならぬように詰将棋でもやってみるか」と昔使っていた【短編詰将棋集】(雑誌「将棋世界」平成9年5月号付録)を引っ張り出してきて始めたのだ。ところが我ながら以前に詰将棋をしていた頃と今との大きな違いに驚いたのだ。詰将棋なので一手、二手と進めて行くが、途中でやっぱり王様に逃げられた場合、もう一度駒を元に戻して再トライを試みるのだが、今やってきた手順を思い出せず元に戻せないのだ。つまり「認知症」の症状が薄っすらと出ていることが証明されたのだ。間違いなく短期の記憶中枢である「海馬」が歳を取ると共に衰えている証拠だ。
そういえば詰将棋のルールを忘れていたので、これでは正しく詰めないとインタネットで調べてみることにした。ルールとは(1)「歩」詰めはダメ (2)攻め方は王手の連続攻めで最短詰め (3)王方は王様を除くすべて残りの駒を使える (4)持ち駒はすべて使わねばならない(詰め上がりに駒が余ってはいけない)ということだが、このルールを思い出せないのは「認知症」では無くて単なる「物忘れ」ということだそうで一安心。ちょっと感心した「詰将棋」の一例を示そう。一番上の写真がスタート図で、持ち駒は「香」1枚のみで「9手詰め」。2番目に示した 写真が詰めの9手目の終了図。関心のある方はトライしてみてください。私も引き続き「詰将棋」に挑戦してゆくことで少しでも「海馬」の衰えを止めてゆこう。