2017年2月25日土曜日

怖い国”DPRK”と化学兵器

マレーシアのクアラルンプール空港で「金正男」が殺された。仕掛けたのは勿論DPRK。謀反を起こされる前に、その芽を摘んでしまおうというのが目的。ところでこのDPRKという国名からは何と「民主主義の」、「人民の為の」「共和国」という。開いた口が塞がらない。彼の国が世界を騒がす戦法は時代とともに変わってきているのだ。1970年代では自国の工作員に暗殺などのテロ行為を直接実行(拉致問題など)させていたが、その後「偽装」方式にかわり(大韓航空墜落事件など)、そして今回のように「代替え」方式と進化してきているのだ。今回使った兵器は「VXガス」。体重70kgの人の皮膚に10mgのVX液体ガスを落とすと、それが血液に入り体全体に広がり、およそ数分で死に至る。なるほど、金正男が二人の女性に襲われた後、取り調べ室まで自分で歩いて行った時間帯がそれに当たる。彼女たちがもし注射針を使っていたとすれば彼はすぐその場で即死していた訳だ。

VXガスは、我々が劇薬として恐れている「青酸カリ」の650倍の強さというから予想を絶する。さて今回で成功性が高いという実験結果を得たDPRKは次はどんな戦法で行為に出てくるか予測しよう。人口衛星とか弾道ミサイルを使って攻めると世界を脅威にさせているが、これは単なる見せしめ演出であり、そんな事はあり得ないのだ。なぜなら彼の国にはエネルギーが潤沢に無いので、数発撃ってしまえば終わりなのだ。しかしVXガスに限っては米国、ロシアに次ぐ量の保有国で、100トン以上のレベルで保有していると推測されている。これが、彼の国の本当に頼りになる兵器なのである。それを扱う兵士は上の写真なのであろうか。
恐ろしい!どの時代もそうだが「美女にはトゲがある」と信じてこれからも注意して生き残って行かねばならない。

2017年2月5日日曜日

21世紀の国富論と春節


この題名では全く結びつきが分からない。「風吹けば桶屋が儲かる」と同じような事か。しかしこの題名は私とワイフだけしか理解できないのである。「もうアメリカの真似事は止めよう。日本型の資本主義を目指そう」なんて言う表題に引き付けられて、原丈人(じょうじ)著『21世紀の国富論」を読んでいたら、「あとがき」に「原鉄道模型博物館100ヶ国語の解説」と書かれていた。これは全く国富論とは関係ないではないか。そこには著者の父原信太郎氏の手作り模型電車が日本一のジオラマの中を走っていると書かれており、即座に訪ねてみようという事になり、2月5日の日曜日にワイフを誘って「横浜」に向かった。
実は私も子供の頃は「電車マニア」でOゲージに始まり、HO, Nゲージへと時代とともに線路幅が狭くはなっていったが、HOゲージでは家の引き戸レールの上を走らせ、Nゲージ時代になるとベニア板の上に山を作り街を作って線路を何重にも組んで複数の路線をつくり電車を並走させて満喫していたものである。ベニア板の上に耳をくっ付けて線路の上を走るゴーーという音の強弱に痺れていたのを思い出す。広いジオラマ館内で雰囲気を満喫して、それでは「横浜」まで来たので「中華街」にでも出て夕食を摂ろう向かったが、そこは驚きの人溜り。
一体今日は何なのか?? 人に尋ねると「春節のパレード」だという。人垣を分けて側の中華飯店に入ったが中はガラガラ。しめしめと静かな雰囲気の中で美味しい中華料理を楽しむことが出来た。しかし店の外では太鼓と爆竹の音が響き渡っていた。全く関係ない事が繋がり合い、思いも寄らず横浜まで出てしまった不思議な一日でした。