2016年4月30日土曜日

山ツツジ満開の「鐘撞堂山」をハイキング


4月24日(日)快晴の中、友人二人と奥武蔵山系にある里山「鐘撞堂山」(標高330m)を歩いて参りました。池袋を8時発の東武東上線「小川町」行き急行に乗り寄居駅着が9時30分。「八幡大神社」まで歩きその脇から「八幡山」の山頂を目指して初っ端から急な登り。30分ほどで「八幡山」山頂に到着。そこから新緑に包まれた山道を歩くが、道沿いを赤色に染める「山ツツジ」が素晴らしい。
お昼前に「鐘撞堂山」山頂に到着。ここで昼食を摂り、そこから「少林寺」を目指す。途中でヘラブナやワカサギ釣りで釣人には知られた「円良田湖」をかすめて「御嶽山」(247m)を登ると、頂上の「花園御嶽城址」には沢山の石碑が立っており信仰の深そうな雰囲気は何か神様に近ずいた様な気持ちになりました。ここからの山道は「五百羅漢」といわれ道の両サイドには石像が行列を作っており、しばらく下って午後1時30分に静寂に包まれた「少林寺」に到着。ここから秩父鉄道の「波久礼」駅に出る途中で「かんぽの宿・寄居」に寄って「金山温泉湯」に浸かり汗を流しました。その後でのビールの味は格別、そして我が家に戻ったのが午後5時過ぎでした。
<少林寺とモミジの花>

2016年4月28日木曜日

夏目漱石と文京区

4月23日(土)地元の老人会の皆さんと西片の台地を歩きました。西片台地とは本郷台地の一部分ですが、江戸の末期備後福山藩の阿部家の中屋敷のあった所で、明治に入って東京大学が近いこともあり多くの文化人が住み着きましたが、その中で「夏目漱石」もその一人。
皆さんでおよそ1時間半歩いた後で、集会室にて近所の「鮒兼」から出前した「うな重」を食べながら、私が「漱石」と文京区との関連をお話ししました。その時に使った図が下の図です。黒枠が文京区を示し、数字は漱石の足取りを示します。

1番が漱石誕生(1867年)の地「新宿区喜久井町」、そして四谷の古道具屋へ「里子」に出されたが(2番)すぐに戻され、その後で内藤新宿の塩原家に「養子」に出されたが(3番)、塩原家が浅草に引っ越す(4番)。しかし1876年塩原夫妻が離婚してしまい漱石は再び夏目家に戻され、1890年に東大に入って文京区・小石川に下宿(5番)、その後小石川の尼寺・法蔵寺に下宿先を変える(6番)。大学を卒業し英語の先生として四国松山に赴任(7番)、1年後の1895年今度は熊本県の第五高等学校講師として転勤(8番)となる。そして結婚するが1900年に文部省から2年間の英国留学を命ぜられる(9番)。2年後熊本に戻り(10番)、東大でのラフカディオ・ハーン後任講師として東京へ移動、文京区・千駄木に居を構える(11番)。ここで「吾輩は猫である」を書いたので、ここを「猫の家」と呼んでいる。1906年に文京区・西片町に転居(12番)、しかし家主との折り合いが悪くわずか9ヶ月で早稲田南町に引っ越すが(13番)、その8年後1916年胃潰瘍と糖尿病併発で死去、49年の生涯を閉じた。

このように目の回るような転地も凄いが、もっと凄いのが強靭な精力か。8番から11番の間の8年間に4人の娘を作り、12番から13番での1910年までの4年間に息子2人と五女を作り、しめて7人の子を作ったのである。なんと強烈なる精力の持ち主であろうか。

2016年4月13日水曜日

【マネー資本主義】の最終章が進行中!

驚きのニュースが世界を襲ている。それは『パナマ文書』だ。しかし日本のメディアは、それがあたかも外国での出来事のように報道している。この問題とは国の大企業や富裕層が税金を逃れる為に税金の掛らない国(タックス・ヘイブン)にペーパーカンパニーを作りそこに送金して”金隠し”をしていると言う問題。タックス・ヘイブンに会社を開設する為には、それ専門の「法律事務所」を介するのだが、今回はその法律事務所から膨大なデータがハッキングされて世に流失してしまったのだ。タックス・ヘイブンの一つに「ケイマン諸島」があるが、そのケイマン諸島だけで日本からの租税回避の金額が何と55兆円で世界第2位だそうだ。2012年の日本の税収が45兆円だからそれ以上の金がタックス・ヘイブンに持ち出されていたと言う事。貧乏人の私たちは、そんなことも知らずにせっせと納税をしていたことになる。
そんな立場にある日本のメディアは何故これを「大問題」として報道しないのか?それは、メディア関係のスポンサーが殆ど大企業であり、またこのメディア界には富裕層も多いため、自分で自分の首を絞めるのを避けているのだろう。
しかし5月には日本でもタックス・ヘイブンを利用していた大企業や富豪が公表されるとの噂もあり是非期待したい。この度の「TPP案件」の様に衆院・特別委員会で野党が交渉経緯を求めたところ政府から”真っ黒塗り”の資料が出て来たのには開いた口が塞がらなかったが、この「パナマ文書」問題も、何事も無かったように時が経って行ってしまうのだろうか。
しかし、「ユニクロの失敗」や「セブンイレブンの人事騒動」などなど毎日の出来事を見るに一歩一歩【欧米型資本主義】(つまり”マネー資本主義”)の限界点に向かって、日本を含め世界が最終章を演じている真っ最中なのだ。

私の13年前のエッセイ『伊那みすず日記』の中で詠んだ”ヘイケ物語”が思い出される。

『ウォール街の鐘の音 諸行無常の響きあり
高遠小彼岸桜の花の色 官僚必衰の理をあらわす
奢りたかる者 久しからず ただ春の世の花のごとし
カリスマも遂に滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ』

おそまつ。


 

2016年4月3日日曜日

満開の桜を満喫!

<城北中央公園にて>
4月2日(土)、15回目の「文京歩くかい」が開催され、地下鉄・有楽町線「氷川台」から「石神井川」に沿って、王子・飛鳥山まで凡そ13kmを桜満開の中を歩きました。この楽しい催しの報告は別途HPの<ウォーキング>欄で致しましょう。
皆様本当にご苦労様でした。

<加賀公園にて>