2014年7月31日木曜日

地元町会での講話

7月27日、我が町会が地元の集会場で私の講話を聴いて頂く機会を作ってくださったのです。この日は真夏の日曜日、それも最も気温が上がる午後2時からの開演にも拘らず多くの方々に集まって頂きました。
日本の政治や経済の混迷で国民が自信喪失の状態にあり、気狂い的暑さでグッタリしている時に気分がスッキルする話をということで『日本復活私論』のお話をさせて頂きました。それも1時間ほどで[Part1]と[Part2]の総括編をと言う事で、4時間ほどの内容を1時間でという難題に挑戦しました。
また聴講者が町会の皆様ということで20歳代から80歳代までの幅広い年齢層なので話の纏め方も難しい。あまり難しい話にしてしまっては、皆さんが居眠りを始めてしまうだろう。そこで私はふんだんに話の途中で「動画」を入れる構成にしてみたのです。3・11関係で2本、昨今の新しい教育の動きに関して2本、そしてこれからの日本の姿の例としてNHK番組の一部『里山資本主義』、また日本的生活の回想として小津安二郎監督の映画『東京物語』の一場面を使いました。と言う事は6本の動画をスピーチの合間に組み込んだのです。 参加頂いた人数は23名で、結果的におしゃべりと放映で1時間半になってしまいましたが、お陰さまで眠り込んだ人は皆無だったようです。
おしゃべりの中身は「何故に日本は立ち直れるのか?」という点に重点を置きました。立ち直る理由として、①これからは地球と共生が大事で日本人はそもそも「森の民」だから得意である。②これからは軍事力や経済力などの「ハードパワー」より「ソフトパワー」が大事で、それを日本人はしっかりと持ち合わせている。③社会の仕組みがこれから益々「中央集権型」から「権限分散型」が主流になる。④これまでの「マネー資本主義」から木材、休耕地などが見直され、里山に価値を見出す「里山資本主義」が到来する。⑤日本の教育が新しい方向に向きつつある。などなどの変化が重なり合って世界の人々が日本を真似する時代がやがて来る、という私論の説明に力を注ぎました。
「今日のお話は目の回るようなスピートだったが、面白かった」との皆さんからの感想を聞き、すこしは鬱積した鬱憤が晴れたのではと、嬉しく思いました。この講話の間中、外から雷の音が激しく聞こえていたが、この集いが終わる4時半には雨は止み空はカラリと晴れ上がっておりました。


2014年7月20日日曜日

夏の朝の三四郎池

7月12日(土)大型台風が関東を通過すると大騒ぎした翌日、静かな朝がやって来た。窓の外には雲ひとつ無い真っ青な空が広がっていた。じっとしてはもったいないとベッドから飛び起きて朝の散歩に出掛けた。徒歩で5分も歩けば東大・正門前に行き着く。昨日の台風通過のせいか朝の空気はまだ冷やっこくて気持ちいい。安田講堂前にある大きな樫の木がきれいに剪定されていた。さっぱりして気持ちよさそうだ。安田講堂は長い年月の汚れを取っているらしくビニールで覆われていて珍しい姿だ。私の朝の散歩のお決まりのコースのひとつである「三四郎池の1周」は、自宅を出発して池をぐるっと回って30~40分コースである。今日は左周りで行くことにした。その1周の行程をフォトストリー化したので、ご覧頂きたい。BGMは松居啓子さんの「Hidamari no Ki」を使わせてもらった。