2013年1月16日水曜日

これからは【人本主義】だ!

「人本主義」をご存知であろうか?
なぜ私がこんな事を考えたのか、その原因は雑誌「日経ビジネス 2013・1・7号」を読んだことにある。この号では「動き出す未来 シリーズ①」として【幸せな資本主義】と題し特集を組んでいた。その中に、これから世の中は、「株主主義」から「人本主義」に変って行くと書かれていて、岩井克人氏(国際基督教大学客員教授)が「株主主権の一人勝ちは終った」と述べていた。
しかし私はこの『人本主義の到来』を「会社の概念が変る」と言った狭義に捉えるのでは無く、「人間性を重んずる社会がまた到来する」と言った広義に捉えたい。

「人本主義」を国語辞書(新小辞林)で調べてみると、『すべての心理・知識は人間の要求・選択によって、生まれ制約されているという思想』でつまり「人文主義」とも言うとある。それでは「人文主義」とは何かを同じ国語辞書で調べると、『ルネッサンス期のイタリアに起こった思想で、ギリシャ、ローマを範とする人間性の発揚を強調する運動』でヒューマニズムと同義とある。

私はエッセイ【日本復活私論】の中で次のように説明している。
『欧米型人間中心主義(資本主義)は終焉を迎えつつあり、世の万物が持つサイクル〔誕生→成長→成熟→衰退→終焉〕から考えればこれまでの近代文明は行き詰まって、これからはD種族で且【森の民】である日本人が地球自然と共生する社会を返り咲かせる』
と私見を述べている。その地球自然との共生社会の概念が私の言う【人本主義】である。つまり簡単に言えば「資本主義」の「資」である「カネ」を最優先にしていた世界から、文字を「人」に置き換えただけだが、「人」を最優先にするのが【人本主義】である。

今日もこれから東銀座の「築地社会教育会館」において、私は『日本は復活する・・・その為のビジネスモデルは』というテーマでスピーチするのだが、この「人本主義」に関しても話題にしてみたい。

2013年1月2日水曜日

2013:謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
年は「巳年」です。「巳」の字は蛇が冬眠から覚めて地上に這い出す姿を表していると言われ、「起こる、始まる、定まる」といった意味があるそうです。また蛇は脱皮を繰り返すので「復活と再生」を連想させ、餌を食べずに長生きすることより「神の使い」と崇められ、蛇神を祀っている神社が数多くあります。なるほど、だから「祀る」という字には「巳」という字が「示すへん」の隣に入っているのですね。それなら今年こそ『巳に因んで定まった年』と言うのですから、日本経済も安定した一年になりますように!

皆さんにとっても良い一年でありますように!