年末大護摩法要で『虎災愛命偽変新 絆金輪安金北災』「こさい・あいめい・ぎへんしん、はんきん・りんあん・きんほくさい~~」と「摩訶不思議心教」が聞こえてきたように感じた。これはウソ。
今年も遂に最後の日が来た。別にだからどうと言う事でもない。せいぜいカレンダーが新調される位だろうか。それにしても今年は「酷い年」だった。上述の摩訶不思議心教の漢字の羅列は「年の漢字」で阪神タイガースが星野仙一監督の2年目にして18年ぶり8度目の優勝した年2003年の「虎」から今年2018年の漢字「災」までを単に繋げたものだが何となく漢字が並ぶと「お経」ッポイ。確かに今年は天災、人災だらけの1年だったが、自然相手の災害「天災」は「覚悟」せねばならないが、「人災」だけは、何とか人間の知恵で「再発」を塞ぐ必要がある。しかし今年の大人がやってきた人災は、余りにも論理的思考の喪失が原因なだけに、そう簡単に再発を防げそうも無さそう。やれ原発問題、沖縄問題、大メーカーのデータ捏造問題、ゴーン問題、トランプ問題、EU問題、各種ハラスメント問題、などなど。とすれば諺『災い転じて福となす』なんて実現しそうもないので、「今年の漢字」を「災」ではなく私なら「虚」としたい。訓読みで「むなしい」だが、口を付けて「嘘(ウソ)だらけ」の年だったからだ。これは残念ながら来年も続く。「来年2019年の漢字」は「人々が話す内容すら完全に狂って来る」ので「誑」(たぶらかす)がピタリであること間違いなし。
正月休みに読んでみたらのお薦め本として、長谷川忠雄著「落葉して根に帰る」(海鳥社 1800円+税)でも読みながら、人間とはこんな生き方も有ったのだと思うのも2019年対策の一つになるかも知れない。それでは皆さん、良いお年を。