2018年6月10日日曜日

ひとり輪行【酒街道】に挑戦


私は「ひとり行脚」が大好きだ。これまでに静岡県・相良町から新潟県・糸魚川市まで全長350kmの『塩の道』、そして福井県・小浜市から京都・出町柳までの75kmの『鯖街道』をひとり歩いて来ました。これまでは誰も歩いていない「古道」を選んで歩いて来たのですが、ある日 友人から「次はどこを歩きますか」と聞かれて、ついうっかり「“塩”からスタート。そして次が“鯖”。となれば次に欲しいものは何ですか。“酒”でしょう。つぎは『酒街道』を歩きたいです」なんて口走ってしまったのです。その時は、酒作りに“杜氏”が歩いた街道を繋げて歩けばいい、なんて勝手に思い込んでいたのですが、しかしそんな都合のいい街道などは存在しません。しかしインタネットで検索していると何と気仙沼から一関の間を【黄金酒街道】と称して、その沿線にある酒蔵が連携してその名の日本酒を販売しているとの記事に触れたのです。それなら自分は一関から更に西に伸ばして日本海までと地図を見ますと、何と西端に“酒の田んぼ”と書く町「酒田市」があるでは有りませんか。そして一関から西への道は芭蕉が「奥の細道」で歩いた行程でもあるのです。「よしこれだ!」と企画作りを始めた矢先にあの2011年3月11日「東日本大震災」が襲ったのです。そんな訳で、酒街道プロジェクトは一旦お蔵入りとなりましたが、あれから7年、そろそろ気仙沼も落ち着き始めただろうとお蔵出しをしました。
気仙沼〜酒田には20の「酒蔵」があります。20の酒蔵とは、男山、角星(気仙沼)、岩手酒造(千厩)、世嬉の一(一関)、萩野酒造(有壁)、磐の井(花泉)、金の井、金龍、千田酒造(一迫)、高橋酒店(川渡温泉)、倉加屋(中山平温泉)、佐藤酒造店(瀬見)、小屋酒造(本合海)、亀の井(大鳥居)、竹の露(猪俣新田)、出羽の雪、加藤喜八郎酒造、富士酒造(友江町)、オードヴェ庄内(浜中)、菊勇(黒森)です。これらを訪ねながらの4泊5日の「輪行」です。出発のタイミングはお天気次第です。どうなりますことやら??

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