2011年5月24日火曜日

『こころの時代の到来』を語る!

2011年5月16日(月)、早稲田大学『セールス・フォース・マネージメント研究会』にて『こころの時代の到来か!』というテーマでスピーチする機会を頂きました。
7年ほど前からスピーチの機会を頂くと、テーマの副題として【21世紀はこころの時代】に関して話しをさせて頂いて来ておりました。この話の骨子は「欧米文化は遂に行き詰まってしまった。日本は明治以降、欧米に追いつこう、追い越そうと躍起となり、「便利」や「楽」を追い求めてきてしまい、欧米同様に行き詰まってしまった。そもそも日本人は『森の民』であり、日本の文化は『八百万の神信仰』の下で自然との共存を大事にしてきた。つまり21世紀ではもう欧米文化の模倣は止めにして、本来の日本人気質を主流とした“こころ”の時代を取り戻して行こう」という主張です。
今回のスピーチでは、「一体こころとは何か?」という疑問からお話を進め、「脳」と「こころ」とを対比して話を致しました。そしてインターネット時代に突入した昨今、私達を包んでいる環境がガラリと変わっているのであり、つまり「物理空間」重視の時代から「情報空間」重視への変革の真っ最中にあり、これまでの【親分子分型社会】(中央集権型)からインターネット世界の中で【寄り合い型社会】(権限分散型)に変っているという私の考えを述べさせて頂きました。
この辺のスピーチ内容の詳細については別途纏めまして近い内に私のホームページ上の<スピーチ>欄にて報告したいと思っております。

尚、今回のスピーチの情景は【セールス・フォース・マネージメント研究会】のブログ上でも紹介されておりますのでご覧ください。

http://angel.ap.teacup.com/wasedasfm/19.html

2011年5月4日水曜日

芝桜と琴平巡礼道

5月3日、GWの真っ只中友人と秩父の「琴平丘陵」に里山ハイキングに行ってまいりました。天気予報では晴となっておりましたが中国大陸からの「黄砂」の影響でどんよりとした曇り空でした。行程は秩父市観光課が推薦する【琴平コース】で、秩父駅から「羊山公園」の「芝桜」を鑑賞し、それから琴平丘陵に出て秩父札所めぐりの巡礼道を26番円融寺・奥の院「岩井堂」を目指します。薄赤色の山つつじと色鮮やかな新緑に包まれた山道は天国のようです。途中、岩の前に突然現れる「鉄階段」、それを昇ると岩の上に張り付くように建てられた祠、それは「秩父修験道」と言われ心の邪気を取り除く修行の場所だそうです。さらに進むと山道の真ん中に「大仏坐像」が現れます。そこからは急斜面になっていてステッキを突きつき下りますと、大きな岩の陰に京都の清水寺を模して江戸中期に建てられた「岩井堂」が忽然と姿を現します。どうして江戸の時代にこんな山奥にこんなお堂を造ることが出来たのかと不思議になって岩肌に張り付いた柱の基礎の部分を覗き込んでいました。ここから峰伝いに上っては下りてを繰り返すと「護国観音」に出ます。ここからの秩父盆地を見下ろす眺望はスバラシイ。ここで昼食をとりました。観音様の足元にあるベンチに座って、我々以外に誰も居ない静寂の中で絶景を前に摂る食事は、これまた天国のようでした。この護国観音の真下に札所27番「大渕寺」があります。大渕寺から武甲山の縁に沿って更に南下すると札所28番「橋立堂」に辿りつきます。ここにある「鍾乳洞」に入りますと中は冷蔵庫の中のようでした。武甲山が石灰で作られた山であるが為にセメント会社に側面を削りに削らされ、見るも無様な悲しい姿をむき出しています。そこから秩父鉄道「浦山口」駅へ出たのですが、その駅の側にある「不動名水」は大変に美味しかった~ぁ!石灰層のお陰でそこを通過して来たこの湧き水にはミネラル成分が豊富だと言われています。空になったペットボトルにこの名水を入れて持ち帰りましたが、何か大いに得した気分になりました。
今日は朝9時10分ころから歩き出し、「浦山口」から電車に乗ったのが午後2時ですから、今回の行程は大変に変化に富んだ山道でもあり、“日帰りウォーキング”としては理想的なコースだったと思います。