5月3日、GWの真っ只中友人と秩父の「琴平丘陵」に里山ハイキングに行ってまいりました。天気予報では晴となっておりましたが中国大陸からの「黄砂」の影響でどんよりとした曇り空でした。行程は秩父市観光課が推薦する【琴平コース】で、秩父駅から「羊山公園」の「芝桜」を鑑賞し、それから琴平丘陵に出て秩父札所めぐりの巡礼道を26番円融寺・奥の院「岩井堂」を目指します。薄赤色の山つつじと色鮮やかな新緑に包まれた山道は天国のようです。途中、岩の前に突然現れる「鉄階段」、それを昇ると岩の上に張り付くように建てられた祠、それは「秩父修験道」と言われ心の邪気を取り除く修行の場所だそうです。さらに進むと山道の真ん中に「大仏坐像」が現れます。そこからは急斜面になっていてステッキを突きつき下りますと、大きな岩の陰に京都の清水寺を模して江戸中期に建てられた「岩井堂」が忽然と姿を現します。どうして江戸の時代にこんな山奥にこんなお堂を造ることが出来たのかと不思議になって岩肌に張り付いた柱の基礎の部分を覗き込んでいました。ここから峰伝いに上っては下りてを繰り返すと「護国観音」に出ます。ここからの秩父盆地を見下ろす眺望はスバラシイ。ここで昼食をとりました。観音様の足元にあるベンチに座って、我々以外に誰も居ない静寂の中で絶景を前に摂る食事は、これまた天国のようでした。この護国観音の真下に札所27番「大渕寺」があります。大渕寺から武甲山の縁に沿って更に南下すると札所28番「橋立堂」に辿りつきます。ここにある「鍾乳洞」に入りますと中は冷蔵庫の中のようでした。武甲山が石灰で作られた山であるが為にセメント会社に側面を削りに削らされ、見るも無様な悲しい姿をむき出しています。そこから秩父鉄道「浦山口」駅へ出たのですが、その駅の側にある「不動名水」は大変に美味しかった~ぁ!石灰層のお陰でそこを通過して来たこの湧き水にはミネラル成分が豊富だと言われています。空になったペットボトルにこの名水を入れて持ち帰りましたが、何か大いに得した気分になりました。
今日は朝9時10分ころから歩き出し、「浦山口」から電車に乗ったのが午後2時ですから、今回の行程は大変に変化に富んだ山道でもあり、“日帰りウォーキング”としては理想的なコースだったと思います。
2011年5月4日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿