2015年7月22日水曜日

「文藝春秋」八月号が面白い?

私は「文芸春秋」の定期購読者ではない。新聞の広告、電車内のチラシを見て、面白そうと興味を引いた時だけ書店で購入している。八月号は【巨弾特集 戦後70年 崩壊する神話】が目玉記事だが、私を引き付けたのはその特集ではなくその下に書いてあった【習近平暗殺計画】であった。
読んでみて目玉の「巨弾特集」は内容は今ひとつだが、何が巨弾か推理してみるとページ240~334となんと100ページ近くを占めているということか。53氏にそれぞれテーマを持って2ページほどの短文を書いてもらったのだろうが、「戦後日本の神話の徹底分析」というには、余りにも多岐にわたり過ぎて支離滅裂でこの特集は大失敗。例えば、あの石破茂先生が「キャンディーズでアイドルは終わった」なんていう文章を書き、櫻井よしこ女史が「憲法9条は70年前に死んでいる」という題名を言い間違えたようなエッセイを書いている。
ところで興味を引いた【習近平暗殺計画】は加藤隆則氏によるすっぱ抜き特ダネだそうで、読んでみて中身は大した内容ではなかったが、むしろ私に興味を引かせたのは、彼が「読売新聞社」の記者だったが、この特ダネ記事が「ボツ」にされたことに腹を立てて読売を辞職した事と、その後その記事を文芸春秋社が取り上げたという事にあった。

以外に面白かったのが【「中華膨張」南シナ海支配の最終段階】で中国が何故南シナ海をコントロール域にしよと躍起になっているかの目的が語れているが、元海上自衛隊最高幹部の会談だけに真実味を感じた。そして【「太平洋戦争の肉声」日本型リーダーの致命的な欠陥」】も現在の安倍総理の国会での動きにダブッて、戦争は避けねばならぬと再確認させてくれた記事だった。結果的には掲載記事の8割がたを読んでしまったのだから、月刊誌価格800円は安かかったのだろうか。それにしても世間では国会議事堂を覆うアベ騒動やオリンピックに関連した無責任な大人たち、かと思えばサラリーマン社長のはずかしい東芝問題などなど、一体日本はどうなっているの。今夏の異常な高温は益々頭を狂わせ続けるのだろうか。

2015年7月18日土曜日

カブト虫騒動

現在購読している新聞配達所が企画「カブト虫プレセント」を毎年行っている。孫が喜ぶので毎年頂きに上がっている。今年は孫が二人に増えたので図々しく2ペア頂いた。息子一家がこれを取りに来る前にワイフが菓子の空き箱を工夫して虫かごを作った。そのことを息子に電話で伝えると、息子が「小さな虫かごにオス/メス2組を入れると喧嘩し合うので分けた方がいい」と言い出し、早速ワイフは丸型タッパウエアを使ってもう一つの即席虫かごを作って1ペアをそこに入れた。
2つの虫かごには、空気が通るように窓を作ってやり、そこに台所の流し台で使う「排水口用水きりネット」を貼り付けている。
<ワイフの作った手製虫かご>
事件は夜10時ころ起きた。居間でTVを見ていたワイフが突然「キャ〜〜ァ!」と叫ぶではないか。自分の部屋にいた私が慌ててそばに行くと「こんなに大きなものが私の顔をかすめてそっちの方へ飛んで行ったわ。あれはゴキブリよりズ〜〜ット大きかった」と真っ青になって首を傾げている。私は直感的に「それはカブト虫だ」と思い手製の虫かごの中を調べてみた。確かに丸型タッパウエア製虫かごの「水きりネット」が食いちぎられ1cmほどの穴が開いていて、メスの姿がない。サァ、困った。次の問題は、この家中からこの一匹を探し出さねばならない。ワイフと二人で、「確かこの辺に落下して行ったように思う」という感を頼りに台所中を這いずり回ってくまなく探した。「いました!いました!」流し台の脇の醤油などの調味料が置いてあるビン類の間でゴソゴソしているではありませんか。翌朝、ワイフが大声で「菓子箱製虫かごのネットの部分に大きな穴が開いてますよ」と私を脅す。虫かごの中を探すとやはりメスがいない。其の後私は出勤してしまうが、昼前にワイフから電話が入り「居間のゴムの木の脇で発見しましたよ」との事。以外にも早い発見に一安心。しかし私は考えさせられた。「何故メスのみが館(虫かご)から脱失をするのか?」じ〜〜っとカブト虫の行動を見ていると、やはりオスがメスに対してしつこ過ぎるのでは、という結論に達した。事件はまだ続く。虫かごにセロテープで止めたり、輪ゴムでしっかり抑えるなど対策するも、カブト虫のメスはシラットして脱出してしまうのだ。ワイフはゴキブリホイホイの館に入り込んでいるカブト虫を発見、それを取ってやる努力は並大抵のものではなかろう。
<きれいな入れ物に入ったカブト虫>
エイ!と取ってしまえば、ノリで簡単に手足はもぎ取れてしまう。ワイフは焼き鳥に使う串を使って少しずずはがしてやったそうだ。虫が大嫌いなワイフがよくもまあカブト虫をいじれたものと感心させられた。女性はいざとなった時には予想を絶する力を発揮するのだろう。もう一つ、ワイフのすごい知恵が発揮された。
<ワイフの作った作品の残骸>
こんなに頻繁に脱出され、その捜索をさせられるのはたまらないと思ったワイフは「洗濯ネット」でそれぞれの虫かごを包んでしまったのだ。3日目の朝、2つの選択ネットの中でメスがごそごそと動いていた。もう、これはアカンと、早速近所のオリンピックに行ってカブト虫用のカゴを買ってきて只今そこに2ペアを入れた。これで今夜から安心して眠れそう。明後日の月曜(海の日)に息子家族がカブト虫を引き取りに来ることになっている。早くその日が来て欲しい。


2015年7月15日水曜日

「安保法案」が強行採決されてしまうがーー

7月16日は私の71歳になる誕生日。70を過ぎてしまえば、誕生日を迎える事はそれほど嬉しい事ではない。精々「この1年無事に生きてこられた。もう1年健康に過ごそう」位に思う節目のときと思っている。しかし今年はチット違う。不名誉な出来事が私の誕生日に起こるのだ。つまり「安保法案」が衆議院本会議で可決されてしまうのだ。国民は何の手の打ちようもない。そこで、非力な国民一人ひとりは何をするか。こうしようではないか。  新聞やTVニュースを見て、7月16日に「安保法案を可決」させた議員をよく覚えておくことだ。勿論全員を記憶せよ、ということではなく、自分の選挙区から出馬している議員がいたらその彼を記憶しておく事である。次期選挙の際にはその人を選らばない事にするのだ。そうして1歩1歩変えて行くしかないのだ。そうすることで、少なくとも今の元凶(Aちゃ~~ん)は政権を失うであろう。頑張ろうよ、私たち一人ひとり。 京大の教授や学生で作った「平和声明」をしっかりと受け止めよう。   戦争は、防衛を名目に始まる/ 戦争は、兵器産業に富をもたらす / 戦争は、すぐに制御が効かなくなる / 戦争は、始めるより終える方が難しい / 戦争は、兵士だけでなく、老人や子供にも災いをもたらす / 戦争は、人の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる / 精神は、操作の対象物ではない / 生命は、誰かの持ち駒ではない / 海は、基地に押しつぶされてはならない / 空は、戦闘機の爆音に消されてはならない / 血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい / 学問は、戦争の武器ではない / 学問は、商売の道具ではない / 学問は、権力の下僕ではない / 生きる場所と考える自由を守り、創るために、私たちはまず、思い上がった権力にくさびをを打ち込まなくてはならない。