「父さん、退職したら車検くらいは自分で取るべきだよ。年金生活をしているのに人に任せて費用を掛けて『車検』を取るなんておかしいよ」と息子に言われ、「うっ! その通りだ!」と気づかせてくれた。そう言う息子はすでに自分で『車検』を取って来ている。
『車検』期限が今年の1月22日に迫ってくると、修理工場やガソリンスタンドを訪ねては車検見積りを取ってみるが、おおよそ12~13万円は掛かる(車種はトヨタ・チェイサー)。
息子曰く、「自分でやれば、その半分で取れるね!」と言う。そこで「よっしゃ!! 自分で『車検』くらい取ったる!」と一念発起、インターネットで申請日(1月20日)の予約を取り付けた。
早速、経験者の息子に車検場での要領を聞き出し、事前に予備知識は得ていたものの、人生で初の体験にはやはり緊張するもの。その1月20日が到来。私がそんな事に挑戦するものだからお天気すら驚いて朝から雪を降らせていた。
自分でやってみて驚いた。実に簡単であり、自動車免許証やパスポート申請とほぼ同程度の手続きと時間で済むのだ。それで4~5万円が倹約出来るのだから、これは皆さんに奨励せねばならないと思いブログに載せて、私の体験談を報告しておこう。
その手順だが;
(1) まずはインターネットで自分の地区(ナンバープレート上の地名、私の場合は「練馬」)の【自動車検査法人 自動車検査予約システム】を検索し、希望の日時を選択し予約する。予約が完了すると「確認」メールが入る。
(2) 車検テスト当日持参必要な物として;
・現在の車検証 ・現在の自賠責証明書 ・現在の納税証明書 ・印鑑(三文判でOK)・筆記用具 ・インターネット予約の際の先方からの確認メール・コピー ・現金(7~8万円)
(3) 当日はその予約時間 (私の場合は受付時間:10:00~11:45 検査時間10:30~12:00を選択)の午前10時少し前に練馬車検場に到着。早速次の手順にて必要書類を準備。
・必要書類1セットを購入(20円)
・検査登録印紙代(400円)、新査証紙代(1400円)、重量税印紙代 (私の場合1501kg以上なので40,000円)を纏めて窓口で支払。
・自賠責保険を近所の代行屋に行き支払う。(24,950円) 。このとき必要書類の記入代行をしてくれるので、記入間違いを避ける為には代行屋にすべて 任すのも一法。但し1300円掛かる。
・すべて必要書類が揃ったら、車検テストを申請する窓口にその書類を提出し書類のチェックを 受ける。このときインターネットで予約した際の「予約番号」を聞かれる。そして「~~番のライ ンに並びなさい」と指示を受ける。また「ラインに並ぶ前に一応工場内に入ってどんなテストを 受けるのか事前にチェックするといいですよ」と言われるのでこれは絶対にお勧め。
(4) いよいよ指定されたラインに並びます。私の場合でこの待ち時間40分。学校のテストの時間前と同じような緊張が走ります。
(5) 自分の番が来てテストに入りますが、親切にその都度口頭で指示がありますので、それに従って 慌てず操作すればいいのです。テストの順番は、 ・外観検査 ・全ライト類の点灯・消灯 ・ボンネ ットオープン ・ブレーキ関連・ヘッドライト点検 (ハイビームも) ・排気ガスチェック ・下回り検査で終ります。 車検工場ラインは全長50mほど (写真参照)
(6) そして「総合判断」を受けます。その場所は上の写真の右手の白いプレハブ・ハウス。すべてOKであ ればこれにて終了で、指定窓口で「新規車検証」と 「窓に貼るステッカー」を入手、これにて 完了。
(7) ライン上で指摘を受けて不合格となった場合 (私の場合は 窓に貼ったステッカーが違反)は、そ れを修理した後、一番空いたラインに並び、 工場テストに入る所に居る検査員に修理した旨を説明しチェックを受けて「認め印」を貰って、次に「総合判断」を受けた窓口へ再度提出すると、最終的に「合格」となり、上述の(6)のステッ プとなる。そして「万歳!」と言って試験場を後にする。私の場合で 車検場を出たのは 11時40分で した。何と2時間と掛らなかったのです。
<追記>私の不合格「窓に貼るステッカー」とは、基本的には運転席、助手席の両サイドの窓にはステッカーを貼ってはいけないらしく(写真参照)、これを剥がせというので試験場そばの修理工場(「テスター」と呼んでいる)に運び込んでステッカーを剥がしてもらった(費用500円)。
つまり車をマニアチックに自分で加工したり交換したり、貼り付けたものには事前にチェックが必要で、最も安全なのはスタンダードに戻しておいて、審査を受けることであろう。「ついうっかり」は、「発炎筒」がちゃんと有るか確認要。
以上で報告は終りますが、全く難しいところは無く、自分で「車検」を受けて総額68,070ですみ、4~5万円を浮かすことが出来たのです。 万歳!!
2012年1月21日土曜日
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