2013年6月8日土曜日

あやめ?花菖蒲?杜若(かきつばた)?


6月に入って近所にある水戸光圀公の庭園「小石川後楽園」で始まった『花菖蒲まつり』に出掛けました。最大の目的は「あやめ」と「花菖蒲」と「かきつばた(杜若)」を見比べてやろうという研究心(?)が有ったからでした。

<これが花菖蒲>
5月の「端午の節句」の時に「風呂に入れる菖蒲にはあの綺麗な花は咲かない。風呂に入れる菖蒲は『葉菖蒲』といわれ“サトイモ科”であり“アヤメ科”の『花菖蒲』とは違う」と知って驚いたのです。それなら「あやめ」と「花菖蒲」とはどこが違うのだろう? そして美人の形容として「いずれあやめか杜若」というが、一体「あやめ」と「杜若」に違いが有るのだろうか?なんで疑問が湧いてきたのです。


<これが「あやめ」>
後楽園に行って判定に迷わないように事前に荒知識を仕込んで置きました。畑のような所に咲いていて、“花弁の元に網目状の模様(つまり文目模様)があればあやめ”、水湿地に咲いていたら「花菖蒲」か「杜若」のどちらかで、“花弁の元に黄色の目型があれば花菖蒲”であり、“花弁の元のところに白い線があれば杜若”といった具合に。そしてもう一つの判定材料は、花が咲くタイミングが違うようです。5月に入るとまず「杜若」から咲き始め、つぎに「あやめ」が咲き、そして5月下旬から「花菖蒲」が咲くという。
今回の後楽園探訪は事前の一夜漬け知識が多いに助けとなり、次のような形で完全判定が出来たのです。「水湿地に花を咲かせているのが『花菖蒲』で、水湿地の中でもすでに枯れて小さな実をつけているのがきっと『杜若』だろう。そして水気の無い畑のようなところで、すでに枯れ掛かっているのが『あやめ(文目)』なのだ。そして水湿地の縁の所で菖蒲と同じようにス~~ット葉が伸びているが花がないのが『葉菖蒲』なのだ」と自分なりに納得しながら庭園を後にする事ができたのでした。
<小石川後楽園:遠くにジェットコースターが見える>

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