2015年11月23日月曜日

悲憤慷慨(その2):やっぱし、「亡国」に向かうNIPPONか!

前の「悲憤慷慨(その1)」で「もんじゅ」に就いて悲憤したが、言い足りなかった。あの役立たずの「おばけ開発・もんじゅ」に年間1500億円使っていると言ったが、それでは「東日本大震災」の後に国家予算として一番大事な「被災者支援」にいくら用意したかご存知ですか。平成26年度の例で言うと年間1100億円ですよ。(復興特別会計の総額としては、平成26年で2兆2000億円。しかしその内で一番大きな数字は「原子力災害からの復興再生」に6600億円)。「被災者支援」を「もんじゅ開発」と比較して、こんな国の対応に納得できますか。被害にあった東北の方々を思うと、私には納得できません。
<是非この本を一読ください!>
さて「悲憤慷慨」の(その2)は、そんなことやっている日本政府ですから、今、日本は「亡国」の道をまっしぐらに邁進していると思うのです。しかし明治の時代に、同じようなことを言っていた、つまり「こんなことやっていると日本は滅びる」と警告を発していた人物が居たことを知ったのです。この場合は「慷慨」でも「公害」が関係している話ですが。その人物の名は栃木県・佐野市生まれの【田中正造(1841~1913)】。彼は「足尾銅山鉱毒問題に取り組み、天皇にまで直訴した人物」だそうで、私が最も印象に残る彼の言葉、「国土の天産と自国の長所を捨てて、皆西洋にかぶれていると国は滅びる」と警告し、それを「畳の上に泥靴にて駆け上がる滑稽の有様」と形容したそうです。(小林裕著『真の文明は人を殺さず』小学館より)田中正造氏の指摘した通りその42年後には日本は太平洋戦争に負けて亡国しました。そして今まさしくNIPPONが再び同じように「西洋かぶれ」で突っ走っているのです。「国土の天産」とは”素晴らしい森の自然”を、そして「自国の長所」とは”人と和合してゆく精神”を忘れほけて、欧米の真似をこのまま続けてはならない。日本人よ、私たちは「Y染色体のDタイプのDNA」を持っている人類であることを自覚せよ!!

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