2016年10月8日土曜日

ガソリンスタンドの脇で焚き火は誰?

ガソリンスタンドは「日本列島」、焚き火は「原子力発電所」。日本の島は地球を覆う岩盤(プレート)がぶつかりあって盛り上がって出来上がった「弧状列島」なのだ。そしてその割れ目からマグマが噴き出す火山は地球上の火山の1割がこの弧状列島に集中している。つまりは日本列島は岩盤のずれ込みの跳ね返りからくる地震や、火山の爆発で発生する地震で年がら年中「地震」に襲われて当たり前の「地震列島」なのだ。
<日本列島を覆う50の原発:東京新聞より>

「原子力発電」とはぶ厚い壁で覆った原子炉容器の中の水に「核燃料棒」を釣る下げて核分裂を起こす際に発する高熱を利用して作った水蒸気でタービンを回して電気を起こす原理だが、核燃料棒は揺れさせては危険なので、つまりは地震を最も嫌うのである。とすれば我々にとっての「原子力発電施設」は「原子力爆弾」と同じことになる。それよりもっと悪いことに「原子力爆弾」を破裂させるのは人間の判断である。しかし原子力発電爆弾は自然の力(地震)が破裂させるのだから手に負えない。そして最悪なことに「地震学」は全く何も解明出来ていない。これからも学者が一生懸命に研究を重ねても残念ながら正確な地震予測など出来ない「神の領域」なのだ。実は核分裂の領域も「神の領域」なので、我々が実体験した「福島第一原発事故」ですら5年の歳月が経っても全く目処が経っていない。なぜか? 全てが初体験であるから、その対策も「やってみてその結果がいずれ出る」といった状態なのだから。しかしそれぞれの対策結果が出るのが30年~300年のスパンだから研究者や事業者は無責任極まりないのだ。

現在日本列島にある原子力発電所爆弾は50箇所も有るが、直ちに「地雷撤去」と同様に「廃炉」に向かうべきと言えよう。現在稼働を始めている川内原発(鹿児島県)と井方原発(愛媛県)は地震メッカの「日本中央構造線」に隣接しており、数日前に原子力規制委員会が「適合」と審査判定した「美浜3号機」(福井県)は39年運転してきたもので、来月(11月)に40年満期を迎える高齢機で、これから後20年使うかもしれないのだ。いくら高齢者労働が当たり前の時代とはいえ、原発では堪忍してほしい。それこそ自然の力での爆発では無くて「自爆」の恐れすらあるからだ。そんな事態に陥っても、決して「想定外」と言わせない。
長々と話したが結論として、爆弾は撤去が原則だから「原発」は廃炉の道しか無いのだが、やはり電気エネルギー対策の一番は、国民一人ひとりの「電気の節約」に尽きるのだ。下の夜景写真はスカイツリーから撮ったのもだが、ネオンの光など時間制限し、そしてテレビの24時間放映も夜中は放送を止めてしまうなど、孫の時代までを考えれば「原発対策」は沢山あるように思うのだ。みんなで考えよう!

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