2017年1月28日土曜日

【2045年問題】『シンギュラリティ』なんて「信ギュラレますか?』

いま「2045年問題」が欧米で話題になっていますが、ご存知でしょうか。ところで「シンギュラリティ」(singularity)とは「特異点」という意味。数学的な特異点なら分母がゼロに近づくにつれて無限大になって行くような点、物理的な特異点はブラックホールのようなものだそうだ。そして技術的な特異点は「AI」が完成する2045年にやって来ると推測されているのです。これを予測したのはレイ・カーツワイルで、彼は「ムーアの法則」を拡張して「収穫加速の法則」を唱え、”コンピュータ計算能力は加速度的に向上している”と主張するのです。
現在のコンピュータはメモリに入っているプログラムを実行してゆく「ノイマン型コンピュータ」ですが、一方で全く異なる原理で動く「ニューロコンピュータ」といわれる「非ノイマン型」が研究開発されています。
人間の脳が140億個の「神経細胞の集合体」でありシナプス結合によって電気的パルス信号を伝達している構造と解明されていますが、まだ分かっていないのが「精神」と「魂」と呼ばれるものが一体何んなのか?なのです。しかし人間の脳の中は「神経細胞」のみで出来上がっていることが分かっており、140億個のニューロコンピュータが実現されば、きっと「知性」のあるコンピュータが出来上がり、そこに精神や魂が生成されて行くのではと考えられています。そして「知的レベル」がニューロン数に比例するとすれば、人間の脳細胞は増やせませんが、ニューロコピュータは幾らでも増やせるので、いずれ人間よりも知的なコンピュータが生まれても不思議ではありません。
つまりこれまでの炭素系化合物の「炭素人間」から、進化したシリコンチップ上の「シリコン人間」が生まれることになるだろうと言われています。(参考:リコー(株)広口正之氏寄稿)
こんな時代になれば、これまでの概念とは全く異なる「不連続な世界」に変わっていることでしょう。
ロボットを使っていると思っているうちに、いつの間にかロボットに使われているという「パラダイムシフト」。

これが「シンギュラリティ理論」ですが、皆さん「信じラレテ~~~」おられますか?
私は「そうなってしまうだろう」と思うのです。何故なら2045年 になって大きく変わったとしても、それに気づかずに人々は過ごしてしまうのです。何故なら今から30年前に遡って考えれば、現在の生活など想像もつかなかったのですが、今はこの生活がたった30年の間にどんなに大きく変わったかなど気にせずに平然と毎日を生きているではありませんか。

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