
ところが事件は26日に起きたのだ。安倍総理がその日に突然靖国神社を参拝したのである。私は直感的に「マズイ!」と思った。今年年初「アベノミクス」という言葉が世界中を駆け巡り、総理は自分の名前がついてしまった為に平常心を失ってしまったか、自分の目標(最終着地点)の『憲法改正』に向けて、「日本版NSC」、「特別秘密保護法」、「集団自衛権の行使容認」と着々と国会で議案を通して足元を固めて来ていたが、何を思ったか、年末が差し迫って靖国神社を参拝したのである。米国/オバマ、中国/習近平、韓国/朴たちが内政でぐらついているのを機に、丁度総理大臣になって丸1年を記して強気に出たのかも知れぬが、ちょっとばかり読みが浅かったのでは無いのか。年末にそんな行動を取ってくれた事が私にとっても「やばかった!」のだ。

私の言う「日本復活」とは全く政治や経済には関係していない。昨年私が発表した「日本復活」の原点は『Y染色体ハプログループによる研究で日本人は古い特異な人種(D系統)で、人類の根源に近く風土への順応性が高く、自然と共生してゆく種族』だという考えにあり、これからの地球上では日本人の考え方が世界中の人々から理解され、そして真似されて行くと信ずるのだ。私は来年こそ世界中がそんな日本人に気か付く「元年」になって欲しいと願っているのだ。
このような日本の持つ力を「ソフトパワー」と言うそうだ。これに対してアメリカが持つ「軍事力」や「経済力」は他国に政策を変える様に促す為に使える「ハードパワー」だそうである。ハードパワーのように無理やりに従わせるのではなく、味方にする力、それがソフトパワーだとジョセフ・S・ナイは自著『アメリカへの警告』(日本経済新聞社)の中で言っている。つまり私は「D系統の日本人のソフトパワーをそろそろ世界中が気が付き始める」そんな年になって欲しいなぁ、と願っているのだが。
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