遂に2013年最後の日を迎えた。昨日「年賀状を出してはみたがーー」という題でブログをUPしたが、これは安倍総理の突然の靖国参拝という出来事から私の出した賀状上の一言『日本復活』が間違って解釈されてはいけないと慌てて弁明をしたのだが、その弁明を後押ししてくれるような新聞記事を今朝見つけた。『大晦日に考える=日本人らしさよ=』と言う題の東京新聞・社説である。
頭だしの言葉が『“日本を取り戻そう”と安倍首相は言いますが、それよりも“日本人らしさを取り戻そう”と言いたい 。そんなことを思った1年でもありました。』そして本文の骨子を要約すると、『今年印象深かった光景のひとつに、俳優高倉健さんの文化勲章を受けたときの会見で、「日本人に生まれて本当によかったーーー」。それを聞いて実に新鮮な感じを受けました。最近聞いた覚えが無かったからです。(略)そして健さんはこうも言いました。「一生懸命やっていると、ちゃんと見てもらっているんだなぁ」。日本人の倫理観を見事なほどに簡潔に述べています。勤勉を尊び、仕事は公正に評価される。うなずきつつ聞いた人もいたでしょう。(略)
日本人論といえば、作家の司馬遼太郎さんは、1991年文化功労者に選ばれたときの会見で、「どうして日本人はこんなに馬鹿になったんだろう。昔はちがったろう。ここからぼくの小説を書くことは始まった」と。(略)司馬さんは、明治を書くとことで、無謀な戦争の愚かさや、戦後の土地バブルのようなことは、断じて日本人らしくない、と諭そうとしたのでした。古い日本人をふりかざそうとは思いません。しかしそれは私たちの先人の知恵であり、振り返る価値のあるものです。(略)私たちは経済的に豊かな日本を取り戻すのか、それとも精神的に豊かな日本人らしさを取り戻すか、そこが見るべき岐路です。日本はいま自信喪失状態のようです。しかし政治にせよ、経済にせよ、日本人らしさを忘れているだけなのではないでしょうか。』といった内容でした。
そうです。来年からは私たち「個人」一人ひとりが「日本人らしく」行動して参りましょうよ。3・11のような大災害の時だけ「日本人らしさ」を発揮するのではなく、日常生活に於いても欧米の真似をして「経済の豊かさを求める」のでは無く、「人様のために生きること」で、それが自分の幸せに繋がると信じて行動して参りましょうよ。
もう一つ寝るとお正月
お正月には神酒飲んで、テレビを見ながらウトウトしましょう
早く来い来いお正月
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