新年明けましておめでとうございます。今年は南紀白浜で新年を迎えました。
実はこんな660kmのドライブが起きてしまった背景には、笑い話のようで本当の話があるのです。
去年の10月、ワイフと「来年の正月は外で迎えようか」と私の提案が事の始まり。正月とは言えホテルでゴロゴロするのももったいないのでゴルフも出来る場所探し。暖かそうな房総半島突端の「白浜」あたりなら、とインターネットで検索。しかしそんな都合のいいセットは簡単には見つからない。ネット上で探しまくっていると、あった!あった! 大晦日から正月に掛けてゴルフがセットになり温泉も付いている夢のようなホテルが有ったのです。早速Web上から申込む。これで、シメシメ! 暫くしてパンフレットが送られて来て、そのホテルの豪華さと、そしてゴルフ場の脇に建っている好条件は二人を大いに満足させたのです。
暫くして、私の職場にワイフからの電話。「お父さん、今朝よくパンフレットを見ていたら、これ和歌山県の白浜ですよ!」驚いた私、「あ! そう、遠く離れ過ぎていて、いいジャン!」なんて口走っておりました。
<白浜リゾートホテル> |
そして12月に入り、今度は天気予報がおかしな事を言い始めます。「今度のお正月は日本海側、東北・北海道を中心に幅広く大雪になるでしょう。」そこで心配になって来たのが、我車にはスノー・タイヤが無い。次に調べたのが、南紀・白浜までの行程上に「峠越え」は有るか? それが「亀山」から「天理」に抜ける「名阪国道」に2カ所ほど有りそうです。次にスノー・タイヤ(スタッドレス)を用意する方法は? 有りました! 有りました! 「レンタル」があるのです。しかしレンタル会社は殆どが東京の外で神奈川県、千葉県、埼玉県に集中。レンタル料金は正月5泊6日で6〜7万円。しかし残念ながら正月期間の申込は12月初旬で閉め切られており手遅れ。それじゃ買ってしまおうか、なんて思う。中古品は気持ち悪いから買うなら新品。そこで調べると私の車に付くもので純正だと1本が3万円位。何と4本で12万円だが、これからはもう使わないかも知れない物への投資にしては額が大きすぎると諦めた。すると息子が「お父さん、そんなときはレンタカーでしょ!」とアドバイス。
「そうか!そんな妙案が有ったか」と早速レンタカー屋に突っ走る。
<ホテルの内部> |
12月25日には気象庁が『年末から年明けにかけては強い冬型の気圧配置となり非常に強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪になる恐れが有る』と「異常天候早期警戒情報」なんぞを発表。おいおいこれは大変な事になったぞ。
それなら最後の苦肉の策として新幹線か飛行機で大阪に出てそこからタクシーでという手段も有るぞ。その方法なら交通費10万円位で済みそうだが、ワイフが「そんなことするとゴルフクラブは送らなければならず、いくつもある荷物を手で運ばねばなりませんよ。それから帰りの1月3日の旅券など今から無理ですよ」と指摘されてこの案もポシャン。
遂に31日の大晦日、朝6:00に我家を出発。往路のハプニングもありましたが、お正月を襲った大雪は京都で22cmと61年ぶりの記録のニュースは我々を大いに不安にさせた。復路では案の定「雪道」に遭遇、普通のタイヤでの運転は大丈夫だったのか。そして東名高速で50kmも続く長蛇の渋滞をどう乗り切ったのか、それらの報告は「後編」で。
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